2014年度材料モデリング分科会

2014年度材料モデリング分科会・詳細情報

詳細情報
 

014年度 第6回材料モデリング分科会の御案内

 

活動の名称

非線形CAE協会・材料モデリング分科会
会長: 吉田純司(山梨大学)
副会長: 瀧澤英男(日本工業大学)
 

活動の概要

以下の内容を基軸に活動を行っています.

【全体方針】

  • 材料モデルに関する理論背景の勉強
  • 出典/背景が明確で,自分自身で自由に加工できる材料試験データの収集
  • 汎用のFEMソルバーにおける 材料のモデリングの選定/材料定数の同定/解析の雛形データの作成と,そのデータベースの構築
  • 技術情報・Topics の収集 / 技術交流の場の提供

【作業部会取り組み項目】

  • 基礎理論の学習として英文テキストの復習
  • 樹脂のモデリングと学習
  • ゴム樹脂サブルーチンUMMDr検証作業
  • 金属塑性サブルーチンUMMDp取りまとめ作業
 

年間の計画

2014年4月〜2015年3月までを活動期間とし,下記6回の分科会を予定します.

  • 第1回 6月18日(水)13時〜17時 中央大学駿河台記念館(東京・御茶ノ水)
    • 活動計画と参加募集
    • 昨年度の実績
    • 非弾性構成則に関する講演
  • 第2回 7月25日(金)10時〜17時 東京農工大,新1号館1階グリーンホール(東京・東小金井)
    • 作業部会活動分担と進め方
    • UMMDrの理論背景解説
    • 材料研究に関する講演
  • 第3回 9月30日(火)10時〜17時 東京農工大,新1号館1階グリーンホール(東京・東小金井)
    • 材料研究に関する講演
    • 基礎理論テキストの復習
  • 第4回 11月17日(月)13時〜17時 ヤマハ発動機株式会社,コミュニケーションプラザ
    • 樹脂材料の実験まとめ
    • 材料研究に関する講演
  • 第5回 1月13日(火)10時〜17時 名古屋市工業研究所
    • 樹脂材料構成則勉強会
    • UMMDrの検証
  • 第6回 3月10日(火)10時〜17時 東京農工大, 新1号館1階グリーンホール(東京・東小金井)
    • 2014年度まとめと2015年度活動計画
    • 樹脂材料の多軸応力試験
 

作業部会の進め方

昨年度までに超弾性ダメージ−粘弾性モデルのユーザサブルーチンのコーディング作業を中心に行ってきましたが,プログラムとしてはほぼ完成しました.また,2013年度の作業部会では,汎用コード搭載の超弾性体モデルを用いて検証例題の検討を行って参りました.

作業は分科会参加者の中から有志を募り,全6回の会期のなかで実施して参ります.今年度の作業部会では,開発したプログラムの検証(Verification)を中心に進めて参ります.

尚,作業には下記の汎用コードのユーザサブルーチンを実装する開発環境が必要になりますので,予めご用意ください.今年度はプログラムのコーディング作業は発生しない見込みですので,Fortranの言語に関する知識は必ずしも必須ではありません.また,理論解導出やドキュメント作成等の作業も分担しますので,開発環境をお持ちでない方も参加可能です.

お申し込みの際に,参加のご意向と希望する作業内容を伺いますので,ふるってのご参画を御願い致します.

・開発済みユーザサブルーチンの対象汎用FEMコード: ABAQUS,ADINA,ANSYS,LS-DYNA
*上記以外に,Marc及びRadioss用のユーザサブルーチンは現在も開発中です.上記の開発済み対象汎用コード以外で参加したい方は申し込みページよりご相談ください.

【作業内容】

  • ① ABAQUS用ユーザサブルーチンを用いた作業(開発環境必須)
  • ② ADINA用ユーザサブルーチンを用いた作業(開発環境必須)
  • ③ ANSYS用ユーザサブルーチンを用いた作業(開発環境必須)
  • ④ LS-DYNA用ユーザサブルーチンを用いた作業(開発環境必須)
  • ⑤ 上記以外のFEMコードを用いた作業(開発環境必須)
  • ⑥ 理論解導出等の汎用コード用開発環境の不要な作業
  • ⑦ その他 (希望を,通信欄にお知らせください)
 

進め方,成果の扱い

先般,第1回の分科会を参加自由により行いました.今回,第2回以降の正式参加を案内するものです.

実験データおよび解析の入力データは,分科会参加者に公開されます.一般に対しては期間を定め非公開(今年度成果については1年間)としますが,NPOの趣旨に則り,公開を基本的な方針として進めます.成果は原則として協会に帰属します.

ただし,活動内容が高度化するにしたがい開発には2,3年を要することが大半となってきました.そのため開発途上での成果を,タイムリーに一般に公開してゆくことが徐々に難しくなりつつあるのも実情である点を,ご了解ください.

一部代表的なデータについては,協会の勉強会や学会発表を通じ,上記の期限にかかわらず公益に資する活動に提供されることがあります.

 

2014年度 第6回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05イントロダクション(瀧澤英男・日本工業大)
 10:05-11:35UMMDr作業部会
「不変量の超弾性体モデルの検証」(A班 山本規雄・日本ゼオン)
「ストレッチの超弾性体モデルの検証」(B班 山口功洋・アイシン精機)
「損傷モデルの検証」(C班 生出佳・メカニカルデザイン)
「粘弾性体モデルの検証」(D班 森隆浩・ブリヂストン)
「Plug for Marcの開発」(井上友景・アイシンAWI)
 11:35-12:10「高分子材料のテキスト解説 *」(樹脂班 天石敏郎・JSOL,鈴木信也・ミネベア)
* 当日下記のテキストを使用します.お手持ちの方はご持参下さい.
I. M. Ward, J. Sweeney, Mechanical Properties of Solid Polymer, Wiley, 2012.
 13:10-13:45「樹脂の多軸応力試験について」(村田真伸・名古屋市工業研究所)
 13:45-15:05「エネルギ吸収性能のひずみ依存性を考慮したゴムの超弾性-粘弾塑性ダメージモデル」
(吉田純司・山梨大)
 15:15-16:35「熱可塑性エラストマー樹脂の二軸応力試験」
(桑原利彦,渡邉洸佑・東京農工大,山下勝久・東洋紡)
 16:35-16:55「2014年度総括と来年度の取組み」(瀧澤英男・日本工業大)
 16:55-17:00事務連絡
 

2014年度 第5回分科会の開催

  • ■日時:1月13日(火)10時〜16時50分
  • ■会場:名古屋市工業研究所(視聴覚室(電子技術総合センター内)は現地の案内をご覧ください.)
  • ■交通:地下鉄・名港線「六番町」下車(3番出口)すぐ

【アジェンダ】:

 10:00-10:05挨拶
 10:05-13:05UMMDr作業部会
「不変量の超弾性体モデルの検証」(A班 山本規雄様・日本ゼオン)
「ストレッチの超弾性体モデルの検証」(B班 小林勇介様・日本無線)
「損傷モデルの検証」(C班 篠宮将光様・ヤマハ発動機)
「粘弾性体モデルの検証」(D班 井上友景様・アイシンAWI)
「Samcef Mecano UMMDR Plugin Report」(Cezar Diaconu様・SISWST)
「Plug for Radiossの開発」(小塚祐也様・アシックス)
「Plug for Marcの開発」(井上友景様・アイシンAWI)
 14:05-15:35「結晶性高分子材料の階層構造と変形のモデル化とそれを利用した数値シミュレーション」
(内田真先生・大阪市立大学)
 15:40-16:40「高分子材料のテキスト解説 *」(樹脂班)
12.1節: 村田真伸様・名古屋市工業研究所
12.2,12.4節: 笹川崇様・豊田中央研究所
12.5.1節: 横地雄斗様・凸版印刷
12.5.2節: 住山琢哉様・東洋紡

* 当日下記のテキストを使用します.お手持ちの方はご持参下さい.
I. M. Ward, J. Sweeney, Mechanical Properties of Solid Polymer, Wiley, 2012.
 16:40-16:50事務連絡
 

2014年度 第4回分科会の開催

【アジェンダ】:

 13:00-14:20ヤマハ殿ご挨拶,事業紹介および工場見学
 14:30-15:00コミュニケーションプラザ(展示館)見学
 15:00-15:45「ヤマハ殿構造解析の取組みの概要,およびゴム材料を対象とした構造解析事例」
 15:45-16:45「樹脂材料試験データのひずみ速度分離処理と引張試験解析」作業部会・樹脂班(名古屋市工業研究所・西脇,ミネベア・鈴木,JSOL・天石)
 16:45-17:00その他,作業部会進捗報告,事務連絡
 

2014年度 第3回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05開会
 10:05-12:00連続体力学の基礎理論テキスト復習(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 13:00-14:30画像解析によるコンクリートのひび割れ進展計測と損傷モデルによるコンクリートのひび割れ進展解析(車谷麻緒・茨城大)
 14:45-16:15アクリルゴム配合の二次加硫条件の妥当性確認(榊原正明・明治ゴム化成)
 16:20-16:50作業部会報告(生出佳・メカニカルデザイン,井上友景・アイシン・エィ・ダブリュ工業)
 16:50-17:00事務連絡
 

2014年度 第2回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:15開会(瀧澤英男・日本工業大)
 10:15-12:00UMMDr理論背景解説,作業部会説明(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 13:00-14:10小型薄肉材を対象とした簡易型二軸引張試験装置の開発と材料モデリング(花房泰浩・ユニバーサル製缶,瀧澤英男・日本工業大)
 14:20-15:50二軸応力を受ける金属板材の硬化挙動(等方硬化・移動硬化・異方硬化)のモデリングと成形シミュレーションに及ぼす影響(桑原利彦・東京農工大)
 15:50-16:00事務連絡
 16:00-17:00作業部会分担と参加者ブリーフィング
 

2014年度 第1回分科会の開催

  • ■日時:6月18日(水)13時〜17時
  • ■会場:中央大学駿河台記念館 670号教室
  • ■交通: ○JR「お茶の水駅」徒歩3分
    ○千代田線「新お茶の水駅」B1・B3徒歩5分
    ○丸の内線「御茶の水駅」徒歩6分
    ○都営新宿線「小川町駅」B5徒歩5分
  • ■定員:50名
  • ■参加費:第1回分科会のみ無料(ただし,参加登録が必要)

【アジェンダ】:

 13:00-13:152013年度総括(山梨大学・吉田純司(会長))
 13:15-13:452013年度樹脂引張試験まとめ(名古屋市工業研究所・西脇武志)
 13:45-14:152013年度作業部会活動まとめ(明治ゴム化成・寺嶋隆史(部会長))
 14:15-14:352014年度活動予定概略(山梨大学・吉田純司(会長)ほか)
 14:50-15:40ガスパイプライン用鋼管の曲げ破断限界評価(東京ガス・三津谷維基)
 15:45-16:30NUMISHEETベンチマークモデルと板成形の材料モデリング(JSOL・天石敏郎)
 16:30-16:45事務連絡 他
 

参加費用(第2回分科会以降、正式参加の方)

一般(企業など団体からの参加):95,000円(税別)
一般(個人参加*注):30,000円(税別)
学生:18,000円(税別)

*注:個人名での振込に限ります.協会からも領収書を発行しません.
 ※なお,同一部課から申込みの場合は割引があります.詳細は申込みページを参照ください.
 ※参加費用の請求は,今年8月頃より順次郵送を予定しています.

 

2回以降分科会参加申し込み

  • 申し込みは終了しました.
 

講義担当(通年)

  • 山梨大学:吉田純司
  • 日本工業大学:瀧澤英男
  • 東京農工大学:桑原利彦
  • 東北大学:寺田賢二郎
  • 横浜国立大学:山田貴博
 

内容等の技術的な問い合わせ先

  • 瀧澤英男
  • E-mail:htaki@nit.ac.jp
  • 日本工業大学 機械工学科 固体力学研究室
  • 〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
  • TEL 0480-33-7637 FAX 0480-33-7645
 

参加受付等の事務に関する問い合わせ先

  • 配信停止・配信先変更の御連絡
  • 河野文子(担当)・小林卓哉
  • E-mail:cae@mech-da.co.jp
  • (株)メカニカルデザイン
  • 〒182-0024 東京都調布市布田1-40-2 アクシス調布2階
  • TEL 0424-82-1539(受付時間:平日10時〜17時) FAX 0424-82-5106