2022年度解析モデリング分科会

2022年度解析モデリング分科会

開催趣旨
 

非線形CAE協会・解析モデリング分科会
の御案内

特定非営利活動法人非線形CAE協会 解析モデリング分科会
会長 山田 貴博

平素より非線形CAE協会の活動に御協力をいただきまして,誠にありがとうございます.2017年度より始まりました「解析モデリング分科会」の2022年度活動についてご案内申し上げます.本年度の解析モデリング分科会は,昨年度に引き続き,オンラインセミナー形式での開催を予定しております.

2005年より,当協会では金属,樹脂,ゴム材料の試験と解析を中心に「ゴム分科会」その後「材料モデリング分科会」として活動して参りましたが,これまで対象としてきた材料構成則にとどまらず,接触境界条件や有限要素タイプ,非線形解法等にもその対象を広げ,またV&Vの枠組みを意識したシミュレーションの工学利用を念頭におき,実践的かつ多様な視点を体験いただく場として当分科会を提供しています.

解析モデリング分科会では,参加者自らが手を動かし,問題の取り組み方,シミュレーションの実施,計算結果の解釈について議論する場である「作業部会」が中心的な活動となります.ここでは,いくつかの問題を提示し,力学と解析手法の視点から技術的な課題の抽出と切り分けを行うことによって,見通しの良い知見に導くことを目指します.今年度の作業部会の具体的なテーマとして,以下の2つを取り上げます.
  ・ゴム材料の材料試験データに基づくモデリングと応力解析
  ・ベンチマーク問題の解析
また,作業部会のテーマに関連したCAEの基礎理論や技術動向についての講義も併せて実施します.

通常の業務や研究が多忙の中,個別の分野を独学で追究し,スキルアップすることは大変困難です.作業部会では,問題解決にあたり,疑問や悩みについて,単なる講義形式ではなく,グループディスカッションを通じて参加者が互いに議論し理解を深め,さらに次の課題を自らも設定して共有する機会となっています.また常に最善の成果だけが求められる業務とは異なり,失敗を共有・活用して,繰り返し様々な角度から課題に取り組みます.スタッフは大学研究者やベンダー各社,実務経験を有する製造業等の技術者により構成されており,参加者の議論のガイドや問題解決のためのいくつかのヒントを提示します.そのプロセスや得られた知見をご自身の業務や研究にも活かし,自らの課題に取り組む際の一助となればと考えております.

当分科会は自己研鑽や初学者の教育の場となるよう企画し,ご活用いただいているところです.実際,過去6年間にご参加いただいた方々には,「スキルアップにつながった」「今まで大まかに理解していたが,その詳細を自らの体験を通して理解できた」とご好評いただいております.

なお分科会は,非線形CAE協会の下部組織として活動しています.協会活動の大きな特徴として,計算力学の理論的な学習にとどまらず,商用として国内に普及している汎用FEMの使用を,より一般化された知見として高めることを目標に,非線形CAE協会の社員である大学研究者やベンダー各社他の支援を得てこれまでも活動を継続してきました.

これまでの分科会に参加された皆様はもとより,新たに参加する皆様も,自ら手を動かすことによって,実務への地に足の着いた応用を実践していただきたいと希望しています.

多くの皆様の御参加をお待ちしております.