2015年度材料モデリング分科会

2015年度材料モデリング分科会・詳細情報

詳細情報
 

2015年度 第6回材料モデリング分科会の御案内

 

活動の名称

非線形CAE協会・材料モデリング分科会
会長: 吉田純司(山梨大学)
副会長: 瀧澤英男(日本工業大学)
 

活動の概要

以下の内容を基軸に活動を行っています.

【全体方針】

  • 材料モデルに関する理論背景の勉強
  • 出典/背景が明確で,自分自身で自由に加工できる材料試験データの収集
  • 汎用のFEMソルバーにおける 材料のモデリングの選定/材料定数の同定/解析の雛形データの作成と,そのデータベースの構築
  • 技術情報・Topics の収集 / 技術交流の場の提供

【作業部会取り組み項目】

  • ゴム樹脂サブルーチンUMMDr検証作業
  • 金属塑性サブルーチンUMMDp検証作業
  • 樹脂の材料モデリングに関する輪講会
 

年間の計画

2015年4月〜2016年3月までを活動期間とし,下記6回の分科会を予定します.

  • 第1回 6月17日(水)13時〜17時 東京農工大,新1号館1階グリーンホール(東京・東小金井)
    • 本年度活動計画と参加募集
    • 昨年度の活動紹介
    • 非弾性構成則に関する講演
  • 第2回 7月27日(月)10時〜17時 東京農工大(東京・東小金井)
    • 作業部会の進め方と分担
    • UMMDpの理論背景と利用法の紹介
    • UMMDrの理論背景と利用法の紹介
  • 第3回 9月16日(水)10時〜17時 名古屋市工業研究所
    • 樹脂材料の多軸応力試験
    • 材料研究に関する講演
  • 第4回 11月30日(月)13時〜17時 東洋紡殿(滋賀・堅田)
    • 作業部会中間
    • 材料研究に関する講演
  • 第5回 1月19日(火)10時〜17時 東京農工大(東京・東小金井)
    • 樹脂材料構成則勉強会
    • 材料研究に関する講演
  • 第6回 3月10日(木)10時〜17時 東京農工大(東京・東小金井)
    • 材料研究に関する講演
    • 樹脂材料構成則勉強会
    • 樹脂材料の多軸応力試験
    • 2015年度まとめと2016年度活動計画
 

作業部会の進め方

作業は分科会参加者の中から有志を募り,全6回の会期のなかで3つの班毎に活動致します.第2回以降の分科会へのお申し込みの際に,作業部会への参加のご意向を伺いますので,ふるってのご参画を御願い致します.作業部会へのご要望などありましたら,お申込みフォームの通信欄に記載をお願いいたします.

作業部会への参加に際しては,下記事項に予めご了承頂きますようお願い致します.

  • 1) 作業部会の成果物は分科会本会に帰属し,原則として一般への公開を前提に活動して参ります.
  • 2) 作業部会で作成したプログラムに関するサポートをベンダー各社様から受けることはできません.

【各班の活動概略】

 1.樹脂班 【材料試験データ処理】
出典及び背景が明確で自分自身で自由に加工できる樹脂材料試験データの収集を目的に,今年度は樹脂材料の単軸引張,単軸圧縮及びせん断試験を実施し,その実験データの処理方法を検討していただきます.
  【樹脂材料テキストの解説】
樹脂の構成則に関する英文テキストを事前に精読し,分科会の中で講師として内容を解説して頂きます.解説することで分科会参加者やご自身の理解を深めて頂くことが目的ですので,英文の邦訳を作成する必要は必ずしもありません.尚,各自で予め下記のテキストをご用意ください.
 テキスト:I. M. Ward, J. Sweeney, Mechanical Properties of Solid Polymer, Wiley, 2012.
 2.金属班 【UMMDpによる実用問題の検証解析】
2009〜2010年度に開発した異方性降伏関数を組み込んだ弾塑性体の材料モデルドライバを用いて,金属加工に関する実用的な検証例題に取り組みます.下記の汎用コードユーザサブルーチンを使用しますので,ご自身の利用可能なFEMコードのユーザサブルーチンに対応した開発環境を予めご用意ください.
 対象汎用FEMコード: ABAQUS/ADINA/ANSYS/LS-DYNA/Marc/Radioss
 3.ゴム班 【UMMDrの検証とドキュメント整備】
2011年度から開発している超弾性体ダメージ-粘弾性体構成式の材料モデルドライバの検証を行います.また,使用者マニュアルや検証用入力ファイルを整備し,一般への公開を目指します.下記の汎用コードユーザサブルーチンを使用しますので,ご自身の利用可能なFEMコードのユーザサブルーチンに対応した開発環境を予めご用意ください.
 対象汎用FEMコード: ABAQUS/ADINA/ANSYS/LS-DYNA/Marc/Samcef Mecano
 

進め方,成果の扱い

先般,第1回の分科会を参加自由により行いました.今回,第2回以降の正式参加を案内するものです.

実験データおよび解析の入力データは,分科会参加者に公開されます.一般に対しては期間を定め非公開(今年度成果については1年間)としますが,NPOの趣旨に則り,公開を基本的な方針として進めます.成果は原則として協会に帰属します.

ただし,活動内容が高度化するにしたがい開発には2,3年を要することが大半となってきました.そのため開発途上での成果を,タイムリーに一般に公開してゆくことが徐々に難しくなりつつあるのも実情である点を,ご了解ください.

一部代表的なデータについては,協会の勉強会や学会発表を通じ,上記の期限にかかわらず公益に資する活動に提供されることがあります.

 

015年度 第6回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05挨拶
 10:05-11:25異方硬化のモデリングと板成形シミュレーションへの適用例(桑原先生・東京農工大)
 11:25-12:003次元格子モデルによる高分子構造解析とMDの可能性(佐藤隆・日本ゼオン)
 12:00-13:00昼食
 13:00-14:15実数値GAを用いた構成モデルのパラメータの同定手法(吉田純司・山梨大学)
 14:20-15:10作業部会・金属班報告 金属班メンバー(瀧澤英男・日本工業大学)
 15:10-16:25作業部会・ゴム班報告 ゴム班メンバー(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 16:25-16:55作業部会・樹脂班「実験データ解析の報告」樹脂班メンバー(西脇武志・名古屋市工業研究所)
 16:55-17:00事務連絡
 

2015年度 第5回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05ご挨拶
 10:05-11:05作業部会・金属班報告
 11:10-12:10作業部会・ゴム班報告
 12:10-13:10昼食
 13:10-14:10高分子材料のテキスト解説
 14:15-15:15UMMDp,UMMDrの外部発表報告(生出佳・メカニカルデザイン)
 15:25-16:55熱可塑性樹脂の粘弾性・粘塑性複合構成則(寺田賢二郎・東北大学)
 16:55-17:00事務連絡
 

2015年度 第4回分科会の開催

【アジェンダ】:

 13:00-13:05イントロダクション
 13:05-13:20東洋紡殿より挨拶
 13:20-14:35所内見学
 14:35-15:25「高分子関連のシミュレーション事例紹介」(住山琢哉・東洋紡)
 15:30-16:50「FRPの振動特性に関する解析・評価技術」(中西康雅・三重大学)
 16:50-17:00事務連絡
 

2015年度 第3回分科会の開催

  • ■日時:9月16日(水)10時〜17時
  • ■会場:名古屋市工業研究所
  • ■交通:地下鉄・名港線「六番町」下車(3番出口)すぐ

【アジェンダ】:

 10:00-10:05挨拶
 10:05-10:35金属班進捗報告(瀧澤英男・日本工業大学)
 10:35-11:05ゴム班進捗報告(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 11:10-11:55樹脂班進捗報告(西脇武志・名古屋市工業研究所)
 12:55-14:15研究紹介および所内見学
 名古屋市工業研究所の樹脂繊維配向の研究紹介
 所内見学(X線CT,樹脂材料試験,金属板の成形試験)
 14:20-15:20高ひずみ域と加工速度に着目した薄鋼板プレス成形の材料モデリング
 ((株)豊田中央研究所 金属加工・強度設計研究室 岩田隆道様)
 15:30-16:30衝撃試験方法とそれを用いた材料モデルパラメータの決定
 (名古屋工業大学 大学院 機能工学専攻 西田 政弘先生)
 16:30-17:00事務連絡
 17:30-懇親会
 

2015年度 第2回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:15開会
 10:15-12:30UMMDpの理論背景(瀧澤英男・日本工業大学)
 13:30-15:45UMMDrの理論背景(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 15:45-15:50作業部会分担発表(寺嶋隆史・明治ゴム化成)
 15:50-16:00事務連絡
 16:05-17:00作業部会参加者ブリーフィング(各班毎)
 

2015年度 第1回分科会の開催

【アジェンダ】:

 13:00-13:102014年度総括(山梨大学・吉田純司(会長))
 13:10-13:502014年度作業部会総括(明治ゴム化成・寺嶋隆史(部会長),名古屋市工業研究所・西脇武志)
 13:50-14:302015年度活動計画(日本工業大・瀧澤英男(副会長)ほか)
 14:40-15:40ゴムの材料試験とそのモデリング:基本的な考え方と最近の研究紹介(山梨大学・吉田純司)
 15:45-16:45機能創成のための非線形CAE(山梨大学・岡澤重信)
 16:45-17:00事務連絡 他
 

参加費用(第2回分科会以降、正式参加の方)

一般(企業など団体からの参加):95,000円(税別)
一般(個人参加*注):30,000円(税別)
学生:18,000円(税別)

*注:個人名での振込に限ります.協会からも領収書を発行しません.
 ※参加費用の請求は,今年7月頃より順次郵送を予定しています.

 

2回以降分科会参加申し込み

  • 申し込みは終了しました.
 

講義担当(通年)

  • 山梨大学:吉田純司
  • 日本工業大学:瀧澤英男
  • 東京農工大学:桑原利彦
  • 東北大学:寺田賢二郎
  • 横浜国立大学:山田貴博
 

内容等の技術的な問い合わせ先

  • 瀧澤英男
  • E-mail:htaki@nit.ac.jp
  • 日本工業大学 機械工学科 固体力学研究室
  • 〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
  • TEL 0480-33-7637 FAX 0480-33-7645
 

参加受付等の事務に関する問い合わせ先

  • 配信停止・配信先変更の御連絡
  • 河野文子(担当)・小林卓哉
  • E-mail:cae@mech-da.co.jp
  • (株)メカニカルデザイン
  • 〒182-0024 東京都調布市布田1-40-2 アクシス調布2階
  • TEL 0424-82-1539(受付時間:平日10時〜17時) FAX 0424-82-5106