2016年度材料モデリング分科会

2016年度材料モデリング分科会・詳細情報

詳細情報
 

2016年度 第6回材料モデリング分科会の御案内

 

活動の名称

非線形CAE協会・材料モデリング分科会
会長: 吉田純司(山梨大学)
副会長: 瀧澤英男(日本工業大学)
 

活動の概要

以下の内容を基軸に活動を行っています.

【全体方針】

  • 材料モデルに関する理論背景の勉強
  • 出典/背景が明確で,自分自身で自由に加工できる材料試験データの収集
  • 汎用のFEMソルバーにおける 材料のモデリングの選定 / 材料定数の同定 / 解析の雛形データの作成と,そのデータベースの構築
  • 技術情報・Topics の収集 / 技術交流の場の提供

【作業部会取り組み項目】

  • ゴム材料サブルーチンUMMDrの検証
  • 金属塑性サブルーチンUMMDpの例題作成
 

年間の計画

2016年4月〜2017年3月までを活動期間とし,下記6回の分科会を予定します.

  • 第1回 6月22日(水)13時〜17時 東京農工大学(東京・東小金井)
    • 本年度活動計画と参加募集
    • 昨年度の活動紹介
    • 材料モデリングに関する講演
  • 第2回 8月1日(月)10時〜17時 東京農工大学(東京・東小金井)
    • 材料研究に関する講演
    • UMMDxの理論背景と利用法の紹介
    • 作業部会の進め方と分担
  • 第3回 9月27日(火)10時〜17時 東京農工大学(東京・東小金井)
    • 材料研究に関する講演
    • 作業部会フォローアップ
  • 第4回 11月4日(金)13時〜17時 山梨大学
    • 材料研究に関する講演
    • 見学会
  • 第5回 1月17日(火)11時〜17時 名古屋市工業研究所
    • 材料研究に関する講演
    • 作業部会報告
  • 第6回 3月14日(火)10時〜17時 東京農工大学(東京・東小金井)
    • 材料研究に関する講演
    • 2016年度まとめと2017年度活動計画
 

作業部会の進め方

作業は分科会参加者の中から有志を募り,全6回の会期のなかで2つの班毎に活動致します.第2回以降の分科会へのお申し込みの際に,作業部会への参加のご意向を伺いますので,ふるってのご参画を御願い致します.作業部会へのご要望などありましたら,お申込みフォームの通信欄に記載をお願いいたします.

作業部会への参加に際しては,下記事項に予めご了承頂きますようお願い致します.

  • 1) 作業部会の成果物は分科会本会に帰属し,原則として一般への公開を前提に活動して参ります.
  • 2) 作業部会で作成したプログラムに関するサポートをベンダー各社様から受けることはできません.

【各班の活動概略】

 1.金属班 【UMMDpによる実用問題の検証解析】
2009〜2010年度に開発した異方性降伏関数を組み込んだ弾塑性体の材料モデルドライバを用いて,金属加工に関する実用的な検証例題に取り組みます.下記の汎用コードユーザサブルーチンを使用しますので,ご自身の利用可能なFEMコードのユーザサブルーチンに対応した開発環境を予めご用意ください.
 対象汎用FEMコード: Abaqus/ADINA/ANSYS/LS-DYNA/Marc/Radioss
 2.ゴム班 【UMMDrの検証とドキュメント整備】
2011年度から開発している超弾性体ダメージ-粘弾性体構成式の材料モデルドライバの検証を行います.また,使用者マニュアルや検証用入力ファイルを整備し,一般への公開を目指します.下記の汎用コードユーザサブルーチンを使用しますので,ご自身の利用可能なFEMコードのユーザサブルーチンに対応した開発環境を予めご用意ください.
 対象汎用FEMコード: ABAQUS/ADINA/ANSYS/LS-DYNA/Marc/Samcef Mecano
 

進め方,成果の扱い

先般,第1回の分科会を参加自由により行いました.今回,第2回以降の正式参加を案内するものです.

実験データおよび解析の入力データは,分科会参加者に公開されます.一般に対しては期間を定め非公開(今年度成果については1年間)としますが,NPOの趣旨に則り,公開を基本的な方針として進めます.成果は原則として協会に帰属します.

ただし,活動内容が高度化するにしたがい開発には2,3年を要することが大半となってきました.そのため開発途上での成果を,タイムリーに一般に公開してゆくことが徐々に難しくなりつつあるのも実情である点を,ご了解ください.

一部代表的なデータについては,協会の勉強会や学会発表を通じ,上記の期限にかかわらず公益に資する活動に提供されることがあります.

 

016年度 第6回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05イントロダクション
 10:05-12:00作業部会報告(日本工業大学・瀧澤英男,アイシンAWI・井上友景,明治ゴム化成・寺嶋隆史)
 13:00-14:20均質化結晶塑性による数値材料試験(東京農工大学・山中晃徳)
 14:30-15:30金属板材の材料モデリングの手法と成形シミュレーションへの応用例(東京農工大学・桑原利彦)
 15:40-16:40連載講演:汎用コードの材料モデルと関連技術
Lecture #5 「ANSYSの材料モデル」(サイバネット・佐々木隆宏)
 16:40-16:502016年度まとめ
 16:50-17:00事務連絡
 

2016年度 第5回分科会の開催

  • ■日時:1月17日(火)11時〜17時
  • ■会場:名古屋市工業研究所
  • ■交通:地下鉄・名港線「六番町」下車(3番出口)すぐ

【アジェンダ】:

 11:00-11:05イントロダクション
 11:05-12:00作業部会報告(日本工業大学・瀧澤英男,アイシンAWI・井上友景)
 13:00-13:453次スプライン降伏関数と異方硬化の影響について(大同大学・蔦森秀夫)
 13:50-14:30樹脂材料モデル構築のための材料試験(東洋紡・住山琢哉)
 14:40-15:40粘弾性・粘塑性複合構成則による樹脂材料の負荷・除荷試験の再現(東北大学・松原成志朗)
 15:50-16:50連載講演:汎用コードの材料モデルと関連技術
Lecture #4 「ADINAの材料モデル」(ニュートンワークス・山梨敏数)
 16:50-17:00事務連絡
 

2016年度 第4回分科会の開催

【アジェンダ】:

 13:00-13:05イントロダクション
 13:05-14:05連載講演:汎用コードの材料モデルと関連技術
Lecture #3 「Marcの材料モデル」(MSC・永井亨)
 14:10-15:10塑性加工部品強度に及ぼす製造工程の影響に関する有限要素解析の取組み(静岡大学・早川邦夫)
 15:20-15:40ゴムの多軸応力試験(山梨大学・吉田純司)
 15:40-16:50吉田研試験機見学
 16:50-17:00事務連絡
 18:00-懇親会(甲府駅周辺)
 

2016年度 第3回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:05イントロダクション
 10:05-11:45作業部会の連絡(日本工業大学・瀧澤英男,アイシンAWI・井上友景)
 12:45-13:55金属3Dプリンタで作製したマイクロラティス構造の力学特性(東京理科大学・牛島邦晴)
 14:00-15:00金属薄板の異方硬化の定式化と数値解析への適用(東京農工大学・箱山智之)
 15:05-15:45NUMISHEET2016に見る板成形解析の動向(JSOL・梅津康義,東京農工大学・桑原利彦)
 15:50-16:50連載講演:汎用コードの材料モデルと関連技術
Lecture #2 「Abaqusの材料モデル」(Dassault Systemes・鈴木健太郎)
 16:50-17:00事務連絡
 

2016年度 第2回分科会の開催

【アジェンダ】:

 10:00-10:10イントロダクション
 10:10-10:40作業部会計画と現状の進捗(日本工業大学・瀧澤英男,アイシンAWI・井上友景)
 10:40-12:10UMMDpの理論背景(日本工業大学・瀧澤英男)
 13:10-14:40UMMDrの理論背景(明治ゴム化成・寺嶋隆史)
 14:50-15:50連載講演:汎用コードの材料モデルと関連技術
Lecture #1 「LS-DYNAにおける材料モデル」(JSOL・伊田徹士,天石敏郎)
 15:50-16:00事務連絡
 16:05-17:00作業部会参加者ブリーフィング(各班毎)
 

2016年度 第1回分科会の開催

【アジェンダ】:

 13:00-13:152015年度総括(山梨大学・吉田純司(会長))
 13:15-13:502015年度作業部会総括(明治ゴム化成・寺嶋隆史(部会長)ほか)
 13:50-14:202016年度活動計画(日本工業大学・瀧澤英男(副会長)ほか)
 14:30-15:50固体の非線形有限要素法に対する検証手法の新展開(横浜国立大学・山田貴博)
 16:00-16:45降伏条件と流れ則の成立史 ―変形と流動の往還―(日本工業大学・瀧澤英男)
 16:45-17:00事務連絡 他
 

参加費用(第2回分科会以降、正式参加の方)

一般(企業など団体からの参加):95,000円(税別)
一般(個人参加*注):30,000円(税別)
学生:18,000円(税別)

*注:個人名での振込に限ります.協会からも領収書を発行しません.
 ※同一部課から申込みの場合は割引があります.詳細はHPの申込みページを参照ください.
 ※参加費用の請求書は,順次郵送を予定しています.

 

2回以降分科会参加申し込み

  • 申し込みは終了しました.
 

講義担当(通年)

  • 山梨大学:吉田純司
  • 日本工業大学:瀧澤英男
  • 東京農工大学:桑原利彦
  • 東北大学:寺田賢二郎
  • 横浜国立大学:山田貴博
  • 山梨大学:岡澤重信
 

内容等の技術的な問い合わせ先

  • 瀧澤英男
  • E-mail:htaki@nit.ac.jp
  • 日本工業大学 機械工学科 固体力学研究室
  • 〒345-8501 埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1
  • TEL 0480-33-7637 FAX 0480-33-7645
 

参加受付等の事務に関する問い合わせ先

  • 配信停止・配信先変更の御連絡
  • 河野文子(担当)・小林卓哉
  • E-mail:cae@mech-da.co.jp
  • (株)メカニカルデザイン
  • 〒182-0024 東京都調布市布田1-40-2 アクシス調布2階
  • TEL 0424-82-1539(受付時間:平日10時〜17時) FAX 0424-82-5106