2005年度ゴム分科会

2005年度ゴム分科会・詳細情報

詳細情報
 

活動の名称

非線形CAE協会・ゴム分科会
分科会長:井戸浩登 (ソニー株式会社)
副会長:吉田純司 (山梨大学)
 

活動の目的

ゴムの粘弾性挙動に着目し、実験および解析の両面から、実務設計に適用しうる手法の確立を目的とします。

初年度は、ゴムの準静的なヒステリシスに代表される粘弾性挙動を対象とします。その成果を踏まえて、動的領域への拡張を目的として第2年度への継続があり得ます。

 

2005年度スケジュール

  • 第1回  5月25日(水) 東京:
  • 第2回  7月 7日(木) 東京:
    "超弾性問題のカーブフィッティング等についての標準問題検討ほか"
  • 第3回  9月 8日(木) 東京:
    "超弾性問題のカーブフィッティング等についての標準問題検討ほか"
  • 第4回 11月11日(金) 山梨:
    "実験結果の検討、粘弾性効果についての標準問題検討ほか"
  • 第5回  3月14日(火) 東京:
    "超弾性問題のカーブフィッティング / 実験結果のトレース検討ほか"
いずれも13:30〜17:00
 

実験担当

 

解析担当

エムエスシーソフトウエア株式会社:MSC.Marc
サイバネットシステム株式会社:ANSYS
株式会社日本総合研究所:LS-DYNA
ニュートンワークス株式会社:ADINA
株式会社メカニカルデザイン:ABAQUS (ABAQUS,Inc.殿支援の下)

また大学からは、慶應義塾大学・野口研究室が参加します。

 

進め方

  • ・第1回のゴム分科会を下記のように今年5月25日(水) に開催しました。
  • ・実験は今夏より開始します。対象ゴム種は、第一ステップとして、下記のモデル配合における天然ゴム試験片を採用します。
試験片に使用するゴムの硬度 および tanδ
 硬度5065
材料@弾性係数(MPa)3.607.39
 tanδ0.030.05
材料A弾性係数(MPa)5.529.71
 tanδ0.200.27
備考:tanδの計測条件は、振幅5% -周波数15Hz
  • ・これ以外の特定のゴム種についての御希望は、申込フォーマットの記載を参照のうえ、御連絡ください。 だだし、今期の取り組みでは、
    1. 任意のゴムメーカで試験片を作成することが難しい。(金型が必要)
    2. DB化にともない、試験片に関するある程度の素性 (硬度、ヤング率、tanδ ・・・?) と結果としてのデータを公開するための許可が必要。
    3. 試験自体に膨大な時間と工数がかかる。
  • などの事情も考慮しなくてはならず、全ての希望に対処できるとは限りません。第1ステップでは、ゴム材の特性を明確にする手段と、DB化にむけての整理の仕方を確立することに注力し、DBのサンプル数の拡充に関しては、次のステップで考慮していく予定です。
  • ・解析側は、実験に先行して標準問題を設定し、検討を開始します。実験データが得られた後は、トレースする解析および応用的な解析を行います。
  • ・あわせて高分子化学の研究機関、化学メーカ、ゴムメーカなど、関連する分野から講師を招聘し、ゴム分科会において講演を行う予定です。
  • ・実験データおよび解析の入力データは、ゴム分科会参加者に公開されます。一般に対しては、3年を年限として非公開とします。ただしNPOとしての性格上、次年度以降の参加者などに対して、適切な対価をもって公開することがあり得ます。
 

参加費用(第2回ゴム分科会以降、正式参加の方)

一般:180,000円 (税別)
学生:18,000円 (税別)

参加費用の請求は、今年7月付けで協会より請求書を発行します。 (今年9月末、現金振込み)分割など御希望の場合は、別途お知らせください。

 

内容等の技術的な問い合わせ先

  • 平郡久司
  • E-mail:heguri-h@bridgestone.co.jp
  • (株)ブリヂストン タイヤ研究部
  • 〒187-8531 東京都小平市小川東町3-1-1
  • Tel 042-342-6276 Fax 042-342-6287
 

参加受付等の事務に関する問い合わせ先

  • 配信停止・配信先変更の御連絡
  • 河野文子(担当)・小林卓哉
  • E-mail:cae@mech-da.co.jp
  • (株)メカニカルデザイン
  • 〒182-0024 東京都調布市布田1-40-2 アクシス調布2階
  • TEL 0424-82-1539 FAX 0424-82-5106