非線形CAE勉強会
第15期非線形CAE勉強会・シラバス
第4日目 (2009年6月14日日曜日)
4-1 | 流体解析手法の選択(粒子法,FEM,FDM,FVM) 〔越塚誠一@東大〕(80) |
- 流体解析ではどのような問題を解くのか
- 流体解析に必要な計算技術
- 差分法、有限体積法、有限要素法、粒子法
- 最新の動向
4-2 | 乱流モデルの選択 〔山本誠@東京理科大〕(70) |
乱流モデルは、CFDの解の質と精度に大きく影響する。ここでは、乱流モデルの分類、特性などについて紹介し、乱流モデルの妥当な選択方法について解説する。
- CFDの結果に影響する因子
- 物理モデルとは?
- 単相流のモデル(RANS、LES、DES)
- 混相流のモデル
- 燃焼流のモデル
- まとめ
4-3 | 陽解法と陰解法の選択 〔宮地岳彦@JSOL〕(70) |
本講義では、構造解析における陽解法と陰解法の選択について、解説する。非線形CAEの主流ともいえる非線形の構造解析において、時間積分手法には陽解法と陰解法の選択肢があるが、解析・設計担当者は日程業務の中で、その呼称からも想像される難解な理論背景を持つそれぞれの手法の選択を要求されている。ここでは数学的な厳密さには多少目をつぶりつつ、その定式化をなるべくわかりやすく説明し、そこから導かれる陽解法、陰解法の特徴、注意点を解説する。各解析テーマにおいてなぜ陽解法/陰解法で解くべきか、という選択基準について理解を深め、さらに新しい解析テーマを構築するための基礎を習得することを目指す。
- 陽解法と陰解法 どのように使い分けている?
- 定式化の違いとそこから導かれる特徴
- 例題による理解
- 特徴から導かれる陽解法/陰解法の選択
4-4 | 接触アルゴリズムの選択 〔平郡久司@ブリヂストン〕(50) |
接触問題の解法は、しばしば収束性や解析精度に大きな影響を及ぼす。ここでは、接触解法の基礎的アルゴリズムや摩擦則の成り立ちを説明し、解法を選択する際の考え方を提示する。
- 接触問題とは?
- 垂直方向接触アルゴリズム
- 摩擦構成則
- 有限要素近似
4-5 | CAEの目指すべき道 〜野口先生を追悼して〜 〔梅田浩紀@キヤノン〕(50) |
- 初めに 〜追悼 故野口裕久先生〜
- 非線形CAE協会への貢献 〜過去の講演を振り返る〜
- 野口語録 〜受け継ぎたい言葉〜
4-6 | 総括 〔寺田賢二郎@東北大〕(10) |