非線形CAE勉強会

第5期非線形CAE勉強会・シラバス・第1日目

 

第1日目:CAEにおける力学と有限要素法(2004年5月15日 土曜日)

 開会の挨拶・概論
〔菊池昇@ミシガン大〕(10)
1-1CAEのための非線形力学-I
〔京谷孝史@東北大、平郡久司@ブリヂストン〕(60)
【応力,ひずみ,構成則の役割】
  1. 力学モデルの成り立ち
  2. 連続体内の力の表現、コーシー(Cauchy)の応力テンソル
  3. 連続体の変形の表現、有限ひずみテンソル
  4. 発散定理,物質微分,輸送定理
1-2CAEのための非線形力学-II
〔京谷孝史@東北大、平郡久司@ブリヂストン〕(70)
【応力,ひずみ,構成則の役割−承前】
  1. 仮想仕事式、種々の応力テンソル
  2. 構成則の役割
【代表的な非線形性】
  1. 幾何学的非線形性
  2. 材料非線形性
  3. 境界非線形性
1-3,4CAEのための有限要素法-I・II
〔弓削康平@成蹊大、梅津康義@日本総研〕(60)・(70)
  1. 線形問題の有限要素法定式化
    • 1.1 仮想仕事式
    • 1.2 グリーンの定理を導く(ガウスの発散定理から)
    • 1.3 要素分割と全体剛性方程式
    • 1.4 要素に要求される用件と代表的な要素
  2. 非線形問題への拡張
    • 2.1 局所線形化と増分形仮想仕事式
    • 2.2 Total Lagrange法とupdated Lagrange法
    • 2.3 弾塑性解析
    • 2.4 収束計算について
    • 2.5 剛体の運動
  3. 非線形CAEの解法
    • 3.1 陰解法のアルゴリズム
    • 3.2 陽解法のアルゴリズム
    • 3.3 各解法の特徴
    • 3.4 解法のベンチマークと理解度について
 演習と力学基礎のまとめ
〔寺田賢二郎@東北大〕(60)