非線形CAE勉強会
第23期非線形CAE勉強会・シラバス
第1日目(2013/5/18,10:00〜17:00)
1-1 | イントロダクション 〔運営委員〕 |
1-2 | 固体力学1 〜コーシーの応力テンソルを中心に〜 〔京谷孝史(東北大学)〕 |
- 力学モデルの構造
- Cauchy応力テンソル
- 数学の道具
- ・ベクトルと二階テンソルの座標変換
- ・二階対称テンソルの固有値と固有方向
1-3 | 固体力学2 〜強度にかかわる応力の指標〜 〔石井建樹(木更津高専),只野裕一(佐賀大学)〕 |
- Cauchy応力テンソルの性質
- 応力テンソルの主応力と主軸
- 最大主応力説
- 応力テンソルの不変量
- 平均応力,偏差応力
- von Misesの条件,Drucker-Pragerの条件
1-4 | 塑性力学小史 〜R.von Mises(1913)を中心として〜 〔瀧澤英男(三菱マテリアル)〕 |
我々が,多軸応力場の塑性変形のモデルとして標準的に利用している「Misesの降伏モデル」は,1913年にドイツの数学者Richard von Misesによって提案された.本年,丁度提案から100年を迎えるため,この論文を解説する.当時の時代背景を想像しながら,R.von Misesの問題意識がどこにあったのか,また,我々が利用しているモデルのどこまでが当時の提案内容であったのかを解題し,さらにその後,このモデルが塑性論で果たした役割について述べる.